南アフリカチェーンルブ “スクワート” を試してみたお話(50kmほど走行)

南アフリカチェーンルブ "スクワート" を試してみたお話(50kmほど走行) 自転車(機材)

タイヤを注文する際に、もう少し買ったら送料が無料になりそうだったので、以前噂になっていたけど最近めっきり話を聞かない南アフリカチェーンルブこと、スクワートを購入しました。

とりあえず施工して、50kmほど走ってきたので、結果を書き残しておきます。
もっと走ったら走った後の状況も別記事で書こうと思います。

噂通りなら、

チェーン洗浄不要で
500kmくらい走ったら
継ぎ足しだけで
チェーンを綺麗に維持できる。

はず。
果たして。。。

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南アフリカチェーンルブ “スクワート” とは

もう4,5年前に話題になっていたようですが、
「いつまでも綺麗なまま」
「潤滑性能世界2位」
「走行距離480~640km」
という謳い文句のワックス系チェーンルブです。

特にこの「いつまでも綺麗なまま」というところ。
ここにドリームを感じてしまう自転車ユーザーは少なくないことでしょう。

チェーンの汚れによる、洗浄や注油は自転車ユーザーの大きな悩みの一つ(のはず)です。
(人によっては、洗浄や注油が趣味という方もいらっしゃるとは思いますが)

潤滑性能については、たぶん分からないので割愛。

走行距離についてはかなり長いですよね。
ワックス系ならもっと短いのが普通だと思います。

で、いろんなWEBサイトや動画を見ると、肯定的な情報が多いのですが、
「使い始めました!」
「〇〇に替えました!(理由不明)」
で終わっちゃってる情報もそこそこあり、謳い文句が凄すぎるが故に、何だかちょっとあやしい。

そんなチェーンルブです。

今使っているチェーンルブが無くなったら試そうと思っていましたが、いつまで経っても無くならないので、好い機会ということで購入しました。

塗布前の状態

KUREのチェーンルブドライを使用していました。
以下の写真は、前回の注油から50㎞ほど走行した後のチェーンとスプロケットの状態です。
雨上がりで地面が少し濡れている状態の荒川河川敷を走っていたためか、いつもより多めに汚れています。

塗布前のチェーン
塗布前のスプロケ

黒いドロドロでもう大変。
ウェットタイプのチェーンルブだったらもっと汚れているんでしょうね。。。

スクワートにしたら、こんな状態からもオサラバできる?

塗布する前に、チェーンを脱脂

スクワートを塗布する前に脱脂します。
これは他のチェーンルブも一緒ですね。脱脂というか洗浄してから塗布します。

まずはいつも通りに洗浄します。
チェーンクリーナーもKUREを使っています。
それは何故か?
近所のホームセンターで容易に安価に手に入れられるためです。

自転車用ではありませんが問題ないでしょう。
自転車用のを使ったことがあるのですが、使いづらいのでコレにしました。
(この話は別に書きます)

いつも通りチェーン洗浄
いつも通り洗浄後

チェーンクリーナーをチェーン全体にスプレーした後、靴磨き用のブラシ2つを使って上下から挟み込んでクランクを回す。
チェーンクリーナーが乾く前にウェスで拭き取る。

というのを3回実施しました。
50kmしか走っていないのでここまでやる必要も無いんですけど、今回は念入りに。

この後、更に追い打ちで洗浄します。

squirt純正クリーナー

Squirt純正のクリーナーを使いました。
脱脂するのに原液でクリーニングします。
※自転車のフレームを洗うのに使う場合は、25倍まで薄めて使えるようです。

純正クリーナーで洗浄後、フォーミングクリーナーで流し、キレイ度チェック!

洗浄後チェック 指をこすりつけます
洗浄後チェック 指には何も付きません!チェックOK!

この状態ですと、まだ少し濡れているので、マイクロファイバーウェスでガッシガシに拭き取った上で、扇風機から風を当てて数時間放置して乾かしました。

塗布

Squirt -スクワート-

チェーンを洗浄して綺麗になったら塗布します。

「良く振ってから使え」と書いてあるのでシェイク!シェイク!

Squirt振る

ちょっと振り過ぎたのか、泡が凄くて塗るときに大変でした。ほどほどにしましょう。。。

塗布中にフレームや床に垂れることもありますので、床やフレームを養生したり、拭き取る準備はしておきましょう。

良く振ったスクワートを、1コマずつ丁寧に。丁寧に垂らしていきます。
1回全コマに塗布したら、5分置いて、再度塗布します。
(そうパッケージに書いてある)

塗布後は下記のようになります。
「拭き取らないでください」と書いてあるのでこの状態で乾かします。
最短でも12時間くらいかかるようです。

塗布直後のチェーン
塗布直後チェーンリング
塗布直後スプロケ

結構ドロッドロになります。

塗布後乾燥させる

走り出す前に12時間以上置いて乾燥させます。
乾燥するとコマの中に入りきらずに余ったルブがコマの周りに付着しています。

翌日乾燥後のSquirt

これは拭き取らなくて良い。
という話を聞くのですが、
拭き取るべき。
という話もあります。

今回はいずれの方法が良さそうか試すために、半端に拭き取った状態で走行しました。

が、結果としては拭き取った方が良いんじゃないかと思います。
この余ったルブに汚れが寄ってくるので。

パッケージに「拭き取らないでください」といった内容が記載されていますが、これは、乾燥させる前の話だと思います。

50㎞走行した結果

走ったのは雨上がりの荒川河川敷。
道路は乾いていましたが、路面はかなり汚れていて、砂埃を舞わせながら走っていたと思います。

走った感触としては特に問題なく、スムーズに回転していたと思います。

さて、肝心の汚れ具合はどんな感じかというと、、、

50km走行後チェーン(汚れカス拭き取り後)
50km走行後スプロケ
50km走行後チェーンリング

黒いカスが大量に出ました。
ドライルブと汚れ方が違って、コマ自体は綺麗ですが、コマの脇にたっぷり黒いベトベトしたカスが出ます。いっぱい。

思わずチェーンはウエスで拭いてしまいましたが、まぁまぁの汚れっぷりです。
拭いても回転には影響なかった感じですので、継ぎ足しはまだ要らないと思います。

結構黒いですが、砂は噛みこんでいないようで、ひねってもジャリジャリすることはありませんでした。

どうも他のスクワートを試されている方とは違う感じ。
思ったより全然綺麗じゃない。
何をしたらあんなに綺麗を維持できるのか?

もっと走れば状況が変わってくるかもしれません。
もう少し様子を見たいと思います。

続報は追って書きます。

その後

2022/9/18 追記:200km走行後の状態が下記の記事になります。

2022/9/18 追記:更に100km走行後の状態が下記の記事になります。
結果、使うのを止めまして、Squirtの記事は完結です。

以上、「南アフリカチェーンルブ スクワート を試してみたお話(50kmほど走行)」でした。
皆様に良きサイクリングライフが訪れますように!

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