チェーンディグリーザーの素を使ってみたお話

自転車(メンテナンス)

ゴタールトーキョー(GOTALTOKYO)さんが発売している、自転車用のクリーナー、”チェーンディグリーザーの素”を使ってみました。

正直なところ、最近まで存在すら認知できていなかったのですが、Twitterでゴタールトーキョーの方から、プレゼントキャンペーンのお知らせを頂戴したことで商品の存在を知りまして、試しに購入して使ってみました。

結果として、大変満足な洗浄効果で、チェーンも、スプロケットも、チェーンリングも、全部ピッカピカになりました。

初回にどんな感じで使って、どんな結果になったのか、記録します。

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実際の洗浄効果

新品のチェーンを、さび止め用のグリス抜きをしてから、KUREのチェーンルブドライを施行し、50kmほど走行した結果です。
チェーンはゴリックスの10速用チェーンで、さび止め用のグリスが異様に固く強力で、落としきれていない状態であったと思われます。50kmの割にめちゃくちゃ汚れているので、、、

洗浄前の状態

洗浄前のチェーンリング
洗浄前のスプロケット
洗浄前のプーリー

どこを見ても汚れています。
プーリーは見た目にあまり汚れが目立ちませんが、全パーツの中で最も汚れているパーツです。ブッシュベアリングの中はドロドロで回転が渋くなっています。

洗浄後の状態

洗浄後のチェーンリング
洗浄後のスプロケット
洗浄後のプーリー

見違えるほどに変わっております。
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

プーリーなんかはよくみるとかなり黒光りになっていますし、スプロケットなんか鏡面みたいにキラキラです。
これはなかなかスゴイ洗浄力ではないかと思います。

使用方法・注意点

使用方法

大雑把に言うと、チェーンディグリーザーの素をお湯に溶かして、外したチェーンとスプロケットを漬けて、振って洗って、すすいで、乾かす。

といった方法が、お勧めの洗浄方法です。詳しくはパッケージに記載されております。

使用方法

チェーンやスプロケットを外すところが少々ハードルになりますが、チェーン洗浄機を使った洗い方もあるようです。

今回はお勧めの洗浄方法で洗浄しています。
他の方法は試す機会があれば、試して記事にします。

使用上の注意

こちらもパッケージに記載の通り。

使用上の注意

仰々しいことが書かれておりますが、「食べたり飲んだりしない」「テキトーに捨てない」「手袋とか着けろ」「アルマイトは変色するかも」てな感じかと。

手袋とかせずに使っちゃいましたが、手はかなり荒れそうです。
私の手は毎日食器洗剤に晒されても荒れる気配を感じない強力な皮脂コーティング(なんかキタナイ)があるようですが、それも全部落として皮膚をカピカピにしてくれました。
手荒れに弱い方はテムレスなどをご利用ください。
(テムレス持ってくるくせに使いませんでしたが、ちょっと後悔しました)

用意したもの

チェーンディグリーザーの素

チェーンディグリーザーの素

まずはこれ。Amazonで購入しました。
というか、たぶんAmazonでしか買えません。
2,800円。使用回数は35回分で、1回分が250ccです。
それを考慮するとリーズナブルだと思います。

タッパー(DAISO)

タッパー

新品をDAISOで100円で購入してきました。

家に同じものが既にあり、新しい方は奥様にボッシュートされまして、お古を使いました。
(ノД`)シクシク

そして、これはちょっと失敗だったのでオススメしません。
振って洗うときに溶液が漏れました。
(ノД`)シクシク

なお、今回は熱いお湯を使用するので、耐熱温度は要チェックです。

容器の耐熱温度

どの容器も基本記載があるはずです。
こんな風に120度までOKなら余裕です。

計量カップ(DAISO)

計量カップ

これもDAISOで購入しました。
250cc測れればOKです。

上からも量が分かるし、耐熱温度も100度までOKでした。

ザルとボールのセット

ザルとボールのセット

これもDAISO。
DAISO無しでは生きていけないアタクシです。

これは廃液を捨てるように使います。
使い方は後述。
耐熱温度はそんなに気にしなくて大丈夫だと思いますが、これも100度対応。

Let’s 洗浄

洗浄液の生成

80度のお湯に、計量スプーン1杯の粉を入れて生成します。

計量スプーンはパッケージに同梱されています。中に入っていました。

計量スプーン

この、計量スプーン1杯を、計量カップへ投入します。
お湯が先でも良かったかも?

粉を計量カップへIN

次にお湯を注ぎます。
電気ケトルで沸騰させたお湯を入れました。

洗浄液生成

これをタッパーに入れます。
この時点でけっこう温度が下がっているので、沸騰したお湯を用意するので問題なさそうです。

80度どころか、60度近くまで冷えてしまっています。。。

洗浄液生成直後の温度

チェーンを洗浄液に漬ける

このキタナイチェーンを洗浄液へポーン!

キタナイチェーン
洗浄液へ投入

洗浄液へ投入しただけで洗浄液が黒くなってきます。

この状態で2分ほど待ちます。

蓋をしてシェイク洗浄

蓋をして振ります。
今回のタッパーはお湯がジャバジャバ漏れてアチチでした。
(ノД`)シクシク

お湯が漏れない容器で洗ってください。。。

蓋をして振る

振った後は洗浄液が真っ黒になりました。

振って洗浄した後

熱いので工具でつまんでおります。

チェーンはだいぶ綺麗になりました。こすってもいないのにこれはスゴイ。
良く見るとまだ汚れが残っているので、洗浄液を作り直して洗い直しました。

めちゃくちゃ汚れてたみたいで、4回目で洗浄液が真っ黒にならず、半透明な状態で洗浄が終わったので、そこで止めました。
おそらく、さび止め用のグリスが中に残っていて、かなり汚れを吸い込んでいたんだと思います。

4回洗浄後のチェーンはこんな感じ
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

洗浄後のチェーン

素手で触っても何も汚れません!
キラッキラですよ!

洗浄液を捨てる

洗浄液はそのまま捨てると、砂とか鉄粉が流れ出てしまいますので、それを濾して捨てます。

洗浄液を捨てる

用意したザルとボールのセットにウェスを敷いて、その上から廃液ドシャー。です。

砂や鉄粉がかなり残りました。ウェスはゴミ箱へ。
濾した洗浄液は薄めて流します。

すすぐ

洗浄液をタッパーから空けたら、水を入れて振ってすすぎます。
色が変わらなくなるまですすぎましょう。
今回は2回でOKでした。

最後はお湯ですすぐと、乾燥が早くなるようです。

乾かす

すすいだチェーンは、ウェスで拭いて、どこかにひっかけて干すなどして乾かしましょう。

水置換性のあるルブであれば問題ないと思いますが、そうでない場合は、しっかり乾かしてからチェーンルブを付けるようにしましょう。

スプロケット、プーリーを同じ方法で洗浄する

スプロケットとプーリーも、チェーンと同じ方法で洗浄できます。

画像のようにタッパーへ放り込んで、洗浄液を入れ、2分浸し、振って洗浄、すすぐ、乾かす。

スプロケットとプーリーを洗う

プーリーが本当にヤバイ汚れっぷりでしたが、これは1回の洗浄で十分でした。

洗浄後がコチラ

洗浄後のスプロケとプーリー

キラキラです!

チェーンリングやペダルを洗う

この後ですが、チェーンリングとペダルを、スプロケットを洗った後の廃液で洗いました。

廃液をウェスに染み込ませて、軽く撫でただけで汚れが落ちます。

ペダルの汚れはパーツクリーナーでもなかなか落ちなかったのですが、チェーンディグリーザーの素ならみるみる落ちます。
写真を撮っていませんでしたので見せられないのですが、これはビックリ。

ブレーキとか、フレームを洗うのにも使えそうです。

こんな人におすすめ

チェーンやスプロケットを外すのに抵抗が無い人

チェーンやスプロケットを洗うために、外すことに抵抗が無い方にはお勧めできます。

チェーン洗浄機で洗ったり、ディグリーザーのように刷毛で塗って洗うこともできるようですが、外して洗った方が断然楽です。

汚れ落ちも外して洗った方が断然効果が高いので、おすすめ。

灯油やディグリーザーの保管や廃棄、臭いが気になる人

チェーンを外して洗う方法に、灯油やディグリーザーに漬けたりシェイクしたりしている方も少なくないと思います。

灯油やディグリーザーは廃棄が少々面倒ですし、臭いも気になります。低臭をうたうディグリーザーも、低臭とはいえ臭うものです。。。

この点、チェーンディグリーザーの素はほぼ臭いません。
(私はビミョーに臭いましたが、他の家族は全く分からなかったので、私の鼻が少々敏感なだけかも)

灯油については危険物ですので、取り扱いや保管には十分な注意が必要です。
購入も少量の購入は面倒ということもあり、入手性も良いとは言えません。。。

チェーンディグリーザーの素のメリット

洗浄力が抜群

他の方のレビューも見たのですが、洗浄力抜群で有名なグゥーキンαに匹敵する、勝るとも劣らない洗浄力です。
これはスゴイ。

無臭

ほぼ臭い無しです。
洗浄液から少々臭いがするように思いましたが、4人いる家族の中で私しか感じませんでした。

パーツクリーナーやディグリーザーに比べたら圧倒的に臭いはしません。
無臭と言ってよいレベルだと思います。

廃棄が比較的楽

鉄粉の除去などは必要ですが、廃液を薄めて捨てられるのは簡単です。

これはけっこうなメリットではないでしょうか。

リーズナブル

35回分の洗浄剤が2,800円です。
1回分が250ccと量も多いです。
2,000円で1Lのディグリーザーと比べると、かなりの量になりますので、ランニングコストはかなり低くなると思います。

お財布にやさしくてステキ。

チェーンディグリーザーの素のデメリット

熱いお湯が必要

そんな手間ではないですが、強いて挙げたらこれ。
火傷しないように気を付けましょう。

感想

抜群の洗浄力で、臭いも無く、捨てるのも容易。

チェーンを外す手間や、お湯の扱いなどがありますが、これは個人的には気になりません。

チェーンは外した方が他の場所を洗うのは楽です。

値段も安いのでガンガン作れて最高。

リピートします。

以上、「チェーンディグリーザーの素を使ってみたお話」でした。
皆様に良きサイクリングライフが訪れますように♪

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