自己紹介的な記事が無かったので、機材の紹介記事を書いてみました。
私が乗っているのは、DAHON DASH ALTENA 2020モデル Mサイズです。
完全に見た目で選びました。
ストレートパイプを多用したクラシカルな雰囲気のホリゾンタルフレーム。
スポーティーな雰囲気のドロップハンドル。
愛嬌のある小径タイヤ。
同じような見た目のミニベロは他にもありますが、DASH ALTENA の特徴は折りたたみ式であること。
屋内収納も、車に積むのも、輪行するのも、普通のミニベロよりは比較的楽です。
本記事は、初期仕様についての備忘録となります。
メンテナンスやカスタマイズをする際に、各部の仕様を知っていないとパーツの選択を誤ります。
公式サイトの情報もいつまでも残っているわけではありませんし、カタログに載っていない情報もあります。
そんな情報を載せておこうと思います。
(何か新しい情報があれば適宜追加します)
スペック(カタログから引用)
以下は、カタログスペックです。
重量 | 10.8 kg |
ホイールサイズ | 20 inch (ETRTO 451) |
変速段数 | 16段 |
折りたたみ寸本 | 92 cm x 89 cm x 36cm |
フレーム | アルミ |
フォーク | アルミ |
ステム | アルミ 90 mm |
シートポスト | アルミ 31.6 mm 径 |
ブレーキ | Tektro R-315 |
ブレーキレバー / シフター | Shimano Claris ST-R2000 |
フロントホイール | 20H OLD:74mm |
リアホイール | 28H OLD:130mm |
タイヤ | Kenda Kwest 20×1-1/8 |
クランクセット | 53/39T 170mm |
フロントディレイラー | Shimano Claris FD-R2000 |
リアディレイラー | Shimano Claris RD-R2000 |
カセットスプロケット | Shimano CS-HG50 11-32T |
ペダル | DAHON 純正 折りたたみ式ペダル |
スタンド | なし |
スペック(カタログに載っていない情報)
ホイールサイズ
20 inch のホイールは2種類あって、DASH ALTENA は ETRTO 451 というサイズを採用しています。
カタログに載ってない情報としては下記があります。
リム内幅 | 約 16 mm |
リム外幅 | 約 20 mm |
リムハイト | 約 20 mm |
フロントホイール重量 | 約 630g ※QR含む |
リアホイール重量 | 約 1050g ※QR含む |
リムテープは18~20mmあたりが適切かと思います。
タイヤ幅は、23mm~38mmが適正範囲なので、[7/8] ~ [1-3/8] 幅のタイヤを装着できると思います。
リムハイトは20mmと低いです。
チューブのバルブ長は、長くても40mmまでにしておくのが良いと思います。
ちなみに、、、
20 inch は、ETRTO 406 というサイズもあり、BMXで主に使われます。
ETRTO 451 も、BMXで利用されるサイズです。ただ、451はジュニア競技用です。
どちらかと言うと、ETRTO 406 の方が 20 inch では主流です。
タイヤのサイズも種類も豊富。
ETRTO 451 はマイナーサイズです。
ETRTO 406 の方が圧倒的にタイヤやチューブの種類が豊富なので、20 inch としか記載が無い場合は ETRTO 406 だと思ったほうが良いです。
間違って ETRTO 406 用のパーツを買うと、DASH ALTENA では使えないのでお気をつけてください。
折りたたみ寸法
フレームを折りたたんだ後で、ステムを緩めてハンドルバーを横向きにして、折りたたみ式のペダルをたたんだ状態での寸法です。
ステムを緩めてハンドルバーを横向きにするのは、戻すのが大変です。
明らかにカタログ値で少しでも小さく見せようという詭弁スペックになってしまっています。
そんなことをしたところで、他の折りたたみ自転車と比べたら遥かに巨大なので、気にする必要は無いと思うんですけどね。
ペダルも正直、回転が渋いし、変えておきたいので、カタログ通りのサイズではたためないと思ったほうが良いです。
ステム
角度は84度(6度)です。
ホリゾンタルフレームなのに、73度じゃないのがちょっと気に入らない。
シートポスト
測っていないのですが、ぱっと見でオフセットがけっこうあって、かなり後ろに付きます。
測ってみたら載せようと思いま
ブレーキ (2022/9/7 追記)
ネット上では悪名高い Tektro のブレーキが付いています。
R-315 という、低グレードなモデルとなります。
tektro R-315 のスペックは下記です。
素材 | 鍛造アルミニウム |
アーチ | 47 – 57mm |
重量 | 193 g |
結論から言うとブレーキの効きは良くないです。
初めてブレーキを引いたときにナニコレ!?って思っちゃうレベル(笑)
下り坂とかは結構握力が要ります。
ですが、レースごっこでもしていなければ普通に止まれます。
そもそも DASH ALTENA はレース仕様の自転車ではないのでじゃないので、レースなど以ての外。
ブラケットポジションでもタイヤをロックすることはできます。
特別問題のあるブレーキではありません。
ですが、効きが良くないことは確かです。
長時間のブレーキングでは確実に握力を消耗します。
ブレーキアームだけの問題ではなく、シューの性能や、リムとの相性もあります。
確実に効きを良くしたい場合は、アームを交換する前にシューを交換するのが良いと思います。
ハンドルバー
そもそもハンドルバーのデータがカタログに載っていませんでしたね。
芯ー芯で400mm幅のアルミ製ドロップハンドルです。
総幅で420㎜くらい。
いたって普通です。
タイヤ (2022/9/7 更新)
Kenda Kwest のサイドが白いタイヤが着いています。
適正空気圧は40~65 PSI(2.8~4.6 bar)
28cのタイヤとしてはちょっと低いですね。。。
適正空気圧を上回る空気圧を入れてしまうと、タイヤが内側から裂けるように破壊されます。
北斗神拳で経絡秘孔を突くような行為です。絶対に止めましょう。ひでぶっ。
重量は465g。
お、重くね?
適正空気圧の上限が低い割に乗り心地は固いです。ガッチガチ。
段差では跳ねる感じがします。ボヨンボヨン。
使用感としては良いところ無し。残念。
他のタイヤと比べたら残念な感じですが、普通に走りますのでご心配なく。
タイヤのゴムが厚くて固い(TPIが低い)んだと思います。
おそらく耐久性は抜群に良いです。
ちょっとした金属片やガラス片を踏んでもチューブに到達しない気がします。
Kenda Kwest は、いろんな自転車の初期装備として採用されていて、何度も使ったことがありますが、パンクなんて一回もしたことないし、摩耗もゆっくりです。
タイヤ交換頻度を減らしたい。パンクリスクを減らしたい。
という方には良いタイヤだと思います。
個人的には即交換をお勧めしたい。。。
ブレーキより、まずコレ。
IRC SIREN COMP に交換して、1本寿命まで使ったので感想を記事にしています。
下記リンクから。
チューブ
タイヤと同じKendaブランドのチューブです。
バルブ長は34mmくらいだと思います。
バルブ長はチューブメーカーによって基準が違うのが困るところですが、リムハイトが20mmとかなり低いホイールなので、短くて困るチューブなど存在しないのではないかと。
ホイールのところでも書きましたが、40mm以下のバルブ長を選択すると良いと思います。
重量は100gくらい。
シュワルベのチューブと同じくらいですね。
リムテープ
無印の黄色いテープが貼られていました。
メーカーから何から、色以外全部不明(笑)
たぶん18㎜だと思うんですけど、、、交換した際に測って更新しますね。
ペダル (2022/9/7 更新)
なんと最初からペダル付きです。
折りたたみ自転車らしく、折りたたみ式のフラットペダル。
一度も踏まずに交換したので使用感は不明。
回してみると、ゴリッゴリのカックカクに回転します。
非常によろしくないので、サクッと交換推奨。
ペダルについては、下記のリンクに記事にしています。
ペダルは取り付けずに納車してもらって自分で用意したものを付けるか、購入時に用意した方を取り付けてもらえるようお願いできれば良いかと思います。
購入するお店によっては、ガッチガチに超強力にネジを締めちゃって、外すのが大変だったりするので、ペダルを交換する意図がある場合は、お店に任せない方が良いです。
変なクレーマーが居るので、絶対に外れないようにガッチガチに取り付けるお店は少なくないです。
スポーツバイクに詳しいお店なら問題ないと思いますが、そうでなさそうなお店で買う場合はご注意ください。
スタンド
カタログでは「N/A」という記載です。要するに、無い。
センタースタンドを取り付ける穴は開いていますので、別途購入して取り付けできます。
全体的に見てみた感想
カタログ値で10.8kgと、折りたたみ自転車としては軽量な部類ですが、足回りが重量級でした。
タイヤとホイールを替えたらかなり軽くなると思います。
特にタイヤは重量以外の面で早めの交換をお勧めします。
乗り心地が悪いので。オケツへのダメージがデカイ。
ブレーキは悪名高いTektro R-315。
とはいえ、ネット上では極端に悪く書きすぎです。
ガッチリ握ったら普通にタイヤロックできちゃいます。
そもそも、キャリパーブレーキなので、普通の自転車より普通に効かないもんです。
ましてや、クロスバイクや普通のミニベロについてるVブレーキと比べたら全然効かないのがキャリパーブレーキ。
しかも、ブラケットポジションはブレーキレバーの根元を握るので握力も必要。
これは、ドロップハンドルでキャリパーブレーキな自転車なら避けられない現実です。
ただ、効きが良いことに越したことは無いので交換した方が良いと思います。
コンポーネントがクラリスというのも、値段から考えると少し残念なところです。
もうちょっと高くても、105モデルとかの方が売れそうな気がしますけどね。
ホイールの問題で11速は無理でもティアグラくらいは用意しておいた方が良かったのではないかと。
と、いろんなところにコストダウンの痕跡が多い仕様で、値段の割に低グレードなパーツが着いています。
たぶん、フレームにかなりお金がかかっているんでしょうね。
折りたたみ自転車とはいえ、ダイヤモンド型フレーム。
太い1本のフレームでシートポストの長い普通の折りたたみ自転車とは比較にならない剛性で、素晴らしく安定して軽快に走ります。
700cのクロスバイクやロードバイクには及ばないのでしょうが、気持ち良く進みます。
あと、何よりカッコいい。(仕様と関係なし)
こんな折りたたみ自転車他にありません。唯一無二。オンリーワン。(DASH P8 無くなっちゃったからなぁ)
スゲー自転車だと思います。私は。
以上、「DAHON DASH ALTENA 2020モデル(初期仕様)」でした。
皆様に良いサイクリングライフが訪れますように!